■ハマムとは?
イスタンブールで絶対体験して帰って欲しいナンバーワンはこれですね。垢すり&マッサージで旅の疲れも吹っ飛んじゃいます!到着したその夜に早速ハマムにトライ!ハマムはアラビア語で公衆浴場のことで通常浴槽のない蒸し風呂があり、垢すりやマッサージサービスが頼めるというのが特徴。ハマムは13世紀頃からの長い歴史を持ち、今も街中にたくさん存在しており、そのほとんどが現役で利用されている。ここのような観光客向けの由緒正しいハマムは建物の造りも重厚で、満足のいくサービスを受けられるが値段は高め。歴史的な建造物とも呼べる大理石をふんだんに使った石造りのドームの中で差し込む光に当たりながらぼーっと過ごす一時はちょっと他では味わえないチャンス。
■プロレス、アクロバットマッサージ&痛すぎる垢すりを期待して乗り込む
私が目指したのは1741年に建設された、最後の大ハマムといわれる“シャーロウル・ハマム Cagaloglu Hamami ”。入り口は通り過ぎてしまう程小さいのに、
由緒正しいハマムというだけあり、中に一歩入ると建物の造りも重厚でその広さにびっくり。まず、番頭にてコースを選び支払いを済ます。コースは入場料のみ10ユーロから、垢すり15ユーロ、マッサージ17ユーロ、垢すり+マッサージ30ユーロと全部で5コースくらいあり、英語でも書かれています。私はせっかくなので垢すり+マッサージを受けることに。支払いは、ユーロ、ドルでもOK。
■右も左もわからずのドキドキ体験
「女はあっち」と言われ、女性用のドアを恐る恐る開け階段を下がると、岸田今日子似のおばさんが更衣室へご案内。畳2帖ほどの更衣室は全てコンパートメントで、1階、2階にずらり20室以上あるだろうか。中にはハマム用タオル(チェックでかわいい)、ドライヤー、横になれる小さなベットが置かれている。鍵もついているので安心。そこで服を脱ぎ、ハマム用タオル一枚を体に巻きサンダルに履き替え、再び岸田今日子に手を引かれ今度はハマムの部屋へ。
■そこで見たものは!
おおすごい!大きなドーム状の部屋の真ん中に大理石でできた8角形の台があり、その上に円を描くように裸の女体が5体、迫力満点のオバちゃんケセジ(三助さん)にサービスを受けている。なんだかパゾリー二の映画のワンシーンに出てきそうな光景。この大理石でできたステージを囲んで壁側には洗い場があり、案内された場所以外を使用することは許されないようだ。昼間はドームの上の穴から日が差し込んで更に神聖な雰囲気で気持ちいいだろうなと思う。おばちゃんは全員皆お揃いの青い花柄の水着を着ているが、何故か上半身は脱いでいる。水着着る意味あるのかしらん?部屋は思った程蒸し暑くなく、程よい暖かさ。岸田今日子に半ば強制的にタオルをはがされ、トルコ式洗面器(アルミ製)を渡され座りながら順番を待つことに。何もすることもないので、洗面器で湯を掛けながら「あのケセジに当たらないかなぁ」とケセジの仕事ぶりをじっくり観察しながら待ち続ける。しかし、ローテーションというものがあるらしく、5体のサービスはほぼ同時期に終了し、清掃が終わるとおばちゃんたちは一人一人消えてってしまった。
■いよいよ私の番がきた
一人ぽつんと残され、湯を掛け続けること30分。若いが体の迫力はおばちゃんと同等のケセジが手 に石鹸液とタオルの入ったバケツを持って登場。どうやら、私の担当のようだ。年期の入ったベテランおばちゃんが希望だったがまぁしょうがない。言われるがままに枕に頭を寝かせて大理石の上にごろんと寝転がる。まずはアカスリ。痛いくらいを予想していたが、非常にマイルド。もっと悲鳴をあげるくらいをちょっと期待していたので拍子外れ。でも30分待って肌もふやけていたからか、恥ずかしいくらいに垢がボロボロ出る。うつ伏せ、仰向け、手を済ませ洗い流す。お次はウォッシュ&マッサージ。大量の泡を塗りたくり指の先からつま先まで結構丁寧にマッサージしてくれる。プロレス、アクロバット級というマッサージはもはや迷信なのだろうか、余りにも気持ち良すぎてよだれを流して寝入ってしまった。
マッサージが終わると、洗い場に戻され、初めて英語で「ウォッシュ アンド マッサージ フィニッシュ」「シャンプー アンド フェイスマッサージ」と言われた。ん?つまり払った分のサービスは終了で、シャンプーとフェイスはエクストラ料金ということ?という疑問が渦巻く。が、「ドント ウォーリー」と言われ何も言わせずに頭からザブザブと湯をかけられ、脳天にシャンプー液をタラリ。ゴシゴシグルグルとこれは予想通り豪快なシャンプー。気持ちいいのだが、超過料金かどうかわからないのでいまひとつ完全にリラックスできない。そうこうしているうちにシャンプーの大量の泡に顔を覆われてびっくり。く、苦しい!これがフェイスマッサージ?最後も豪快にザブザブと湯をかけられ、泡を流したら「フィニッシュ」と言い渡されて終了!
■オリジナル コームの嬉しいお土産つき!
ゆっくりと着替えを終え、ガラス越しに何か視線を感じるなあと思っていたら担当ケセジがじーっと私を見ている。恐る恐るホールに出ると最後に担当ケセジよりオリジナルコームのプレゼント。チップも要求されなくてびっくり。全てが終わった後は、疲れも取れて気分爽快。建物内には、カフェバーや、団らん室、床屋、ハマム石鹸や、ハマムグッズを売る土産物屋などもあるのでぶらぶら見学するのも楽しい。ドリンクのサービスはハマムの中でもホールでも有料であるからゆっくりとチャイでも飲んでリラックスするのもいいかも。ちなみにエクストラ料金はなしでした。
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